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タバコ狩り / 室井尚

タバコ狩り (平凡社新書)
タバコ狩り (平凡社新書)室井 尚

平凡社 2009-06
売り上げランキング : 9693

おすすめ平均 star
starそれはタバコだけの問題ではない
star喫煙者よ、きみ騙される事なかれ。
star徐々に迫りつつあるa brave new world

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書店でみつけて迷わず購入、一気読み。

何を隠そう私は、喫煙席でタバコを煙たがる嫌煙家の顔に煙を吹きかけたり、禁煙の店に行っては「タバコ吸えますか?」と聞いて、吸えないと舌打ちをしながら無言で出て行き、mixiの「愛煙家VS嫌煙家」コミュで膨大な数の嫌煙家たちを相手にケンカを吹っかけるなどの、地道な草の根運動を続ける「嫌・嫌煙家」である。

この本において、喫煙が身体に与える被害のウソや、受動喫煙のウソなどのデータにはそれほど意味があるわけではないだろう。
筆者は、現在の日本をめぐる嫌煙運動の不当さ、不気味さ、恐ろしさを何よりも問いたいのである。

多種多様の異なる価値観を持つ複数のヴィレッジが平和的に共存するはずのグローバル・ヴィレッジーズが、いまやアメリカの価値観を受け入れない者たちをすべて村八分にするような単一の巨大な帝国=村に変貌しつつあります。だから、私たちはポストモダンという「新しい中世」に生きていると言えるのです。「近代」の後に来る時代とは、コンピュータ・ネットワークと巨大なメディアによって人々が一元的に支配される「中世」の復活だったのです。そして、禁煙運動とは、この「新しい中世」における「魔女狩り」に他なりません。



早速、アマゾンのカスタマーレビューにウンコ嫌煙家が精神を病んでいるようなレビューを晒しているが、筆者も彼ら嫌煙家に関してはもう理解を得ることは出来ないとしている。

この本が、現在の嫌煙ブームを阻むような動きになるようなことはない。
そのことも著者はよくわかっている。

私たち喫煙者は「世の中の流れ」に反した存在であるということになります。これも認めざるを得ません。私たちは、タバコという習慣をもたらし、ヨーロッパからの開拓者や騎兵隊によって一方的に野蛮人と見なされ、暴力的に追い払われ、虐殺されたネイティヴ・アメリカンのような時代遅れの存在なのです。ただ、それは今そうであるだけのことにすぎません。いずれ、その時がくれば、現在のタバコ排斥運動が間違いであったことに人々が気づく日がきっと訪れることでしょう。



私たちの文明は大きく間違った方向に向かいつつあります。これは、いちど間違った舵を切ってしまったらなかなか元に戻すことはできないものなのです。その意味で、おそらくタバコが自由に吸えなくなる日は必ず近いうちに訪れるのだと考えてます。しかし、たとえそうだとしても、それは間違っている。この考えには何の代わりもありません。



俺も最近はもうこの禁煙ブームにはあきらめかけていた。
続けていた草の根運動も、大人げないし、世の流れには逆らえないかもと思うようになってきていた。

俺が嫌だったのは嫌煙家ではなかったのだ。
この本が教えてくれたのは、俺が嫌なのは、嫌煙家の後ろ盾になっている、このファシズムのような暴力システムだったんだということ。

そして、その暴力に、俺自身が屈しそうになるところだった。
我々は圧力と戦わなければならない。

愛煙家たちよ、喫煙席にのさばる嫌煙家の顔に煙を吹きかけよう。
禁煙の店には、行かないだけでなく、積極的に嫌がらせをしよう。


・・というのは冗談にせよ、恐ろしいのはこんな嫌煙事情に興味がない大多数の人たち。
彼らは興味がないからその店や場所がタバコを吸えるかどうかなど知らないし、気にしたこともない(そしてこの文章をここまで読まない)。

それなのに「タバコの煙がないのに越したことはない」と、何となく有利な嫌煙の側につき始める。
そして正義の顔をした嫌煙家の言うことが正しいような気がして、そのうち興味もないのに正義の顔だけをし始めるのだ。

この喫煙者いじめに何も感じずに「ルールを守ってタバコを吸おう」とか理解者ぶってる喫煙者もそう。

こうやって、思考は操作されていくのだ。
正義面してタバコの弊害を語ってる方々、あなた達は操作されているのだよ。
2009年07月03日 | 本・漫画

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